内容説明
地球上の生き物にとって、綺麗な水は水素や酸素と同じくらい重要である。この惑星の水の現状にこだわってきた、映画『エリン・ブロコビッチ』の環境問題活動家、エリン・ブロコビッチが、水問題で今何が問われているかを語る。大規模工場・大農場や軍事基地が垂れ流す化学物質や発ガン性物質PFAS(有機フッ素化合物)などによる全米の水道水汚染―その事実を隠蔽するまやかしの科学を強く糾弾し、飲み水汚染によるガン・クラスターが報道されない現実を告発する。市民を救う「スーパーマンは来ない!」ひとりひとりが立ち上がり、水汚染をなくそうと行動を呼びかける!
目次
第1部 恐ろしい真実(どうやってここまで来てしまったのか;ヒンクリーから始まり、今やいたるところに;点と点を結び、地図を作る ほか)
第2部 希望に満ちた未来のために(立ち上がる地域の人たち;「意図しない結果」にノーと言う;地元政治が暴走する ほか)
第3部 最後の呼びかけ(デイ・ゼロ(すべての始まり)
行動する時が来た!)
著者等紹介
ブロコビッチ,エリン[ブロコビッチ,エリン] [Brockovich,Erin]
ブロコビッチ・リサーチ・アンド・コンサルティング会長。1960年カンザス州ローレンス生まれ。カンザス州立大学に学ぶ。カリフォルニア州の法律事務所で働いていた時、水道水汚染の住民訴訟をまとめ、史上最高の賠償額で勝訴した。この活動は、ジュリア・ロバーツがアカデミー賞を受賞した2000年の映画『エリン・ブロコビッチ』のメイン・テーマとなり、活動の経緯や苦労を綴った本Take It from Me:Life’s a Struggle But You Can Winは『ニューヨーク・タイムズ』紙のビジネス書ベストセラーとなった。その後環境問題の活動家として、米国議会で度々証言する他、全米および世界各地の何百もの環境問題や訴訟に関わり、数多くの講演依頼をこなす。また、カリフォルニア州消費者弁護士会やハーバード大学公衆衛生大学院などから多数の賞を受賞している他、ロヨラ・メリマウント大学やルイス・アンド・クラーク・ロースクールから名誉博士号を授与されている
旦祐介[ダンユウスケ]
人間の安全保障学会特別顧問。1956年東京生まれ。東京大学教養学部卒業、米国アマースト大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学、東海大学教養学部教授、東洋学園大学副学長・学長歴任。この間イギリス・ケンブリッジ大学クレアホールとオーストラリア国立大学客員教授、日本人間の安全保障学会会長も務めた。専門はイギリス帝国史、人間の安全保障。民間軍事安全保障会社、地球温暖化の科学、サイバーセキュリティ、内分泌攪乱物質・添加物や有機農法に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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