内容説明
6月1日の衆院予算委員会で、れいわ新選組の大石晃子衆院議員は、消費増税分が法人税減税に回っていることなどを指摘した上で、消費減税を否定した岸田首相を「資本家の犬」と一刀両断にした。本書のタイトルを「岸田政権の正体―米国と富裕層の犬」としたのは、大石氏の例えが単刀直入かつ簡単明瞭と思ったためだ。これに「米国」を加えたのは、沖縄米軍基地由来の感染拡大が起きてもなお岸田政権(首相)が不平等な日米地位協定改定をしようとしなかったためだ。米国製兵器の爆買などで「トランプ大統領の従属的助手」と酷評された安倍首相(政権)の対米追随路線は、菅政権から岸田政権へと継承されていたのだ。「米国や富裕層(資本家)ファースト」の岸田政権のままでは、日本国民の生命や財産が脅かされるリスクは高まる一方だ。そんな権力者は一日も早く交代させるべきだ!
目次
第1章 野党第一党と同等以上の存在感を示し始めた「れいわ新選組」
第2章 ウクライナ侵攻で原発攻撃リスクを問う新潟県知事選
第3章 岸田政権下の日米地位協定改定否定と名護版森友事件
第4章 維新の正体―保守分裂長崎県知事選と石川県知事選
第5章 感染拡大を招いた五輪強行コンビ
第6章 菅降ろしで延命した自民党
第7章 岸田首相の正体
第8章 岸田政権の逃げ恥解散で総選挙は野党敗北
第9章 リニア中央新幹線と静岡県知事選
第10章 下関市長選で「桜を見る会」疑惑再燃
著者等紹介
横田一[ヨコタハジメ]
1957年山口県生まれ。東京工業大学卒。奄美大島宇検村入植グループを右翼が襲撃した事件を描いた「漂流者達の楽園」で、1990年ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞。その後、政官業の癒着、公共事業見直し、国会議員(特に族議員)ウォッチングを続ける。2018年に動画配信の「デモクラシータイムズ」で「横田一の現場直撃」を開始。週1回の配信をしている。記事の掲載媒体は、「日刊ゲンダイ」「日刊SPA!」「データマックス」「IWJ」「政経東北」など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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