内容説明
高血糖と糖尿病は食習慣に起因する健康障害であり、そのまま放置すれば、いわゆる三大合併症だけでなく、癌、心疾患、脳血管疾患、認知症などをも惹起する。さらには、不妊症や非アルコール性脂肪性肝炎との関連も指摘されている。しかも我が国では20歳以上の国民の4人に1人が糖尿病とその予備軍なのだ。ところが日本糖尿病学会が推奨する糖尿病の食事療法、カロリー制限をした高糖質食では糖尿病を治療できないだけでなく、むしろ悪化させてしまう。さらに、厚労省が生活習慣病予防のために推奨するエネルギーと三大栄養素の目標摂取量では、ますます国民の健康は悪化する!どうすればいいか?元九州大学大学院医学研究院准教授で、公衆衛生学・予防医学が専門の著者が、生活習慣病のリスク上昇の原因となる高血糖と糖尿病に対して、日常の食生活を通じて、あまり無理をしないで、それらを予防するとともに、その改善・治療にチャレンジするにはどうしたらよいかを、著者の実践と医学的解説を交え、具体的に明らかにする。
目次
第1章 高血糖への挑戦パート1
第2章 糖尿病の合併症としての癌、心疾患、脳血管疾患、認知症
第3章 高血糖への挑戦パート2
第4章 基礎事項の解説
第5章 インスリン抵抗性とは
第6章 動脈硬化発症のメカニズムと糖尿病
著者等紹介
長山淳哉[ナガヤマジュンヤ]
1947年、高知県西端部の漁村で誕生。1978年、九州大学大学院医学研究科博士課程(社会医学専攻公衆衛生学講座)修了。医学博士。専門は公衆衛生学・予防医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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