内容説明
いまや誰もがもっているスマホ・携帯電話、全国に張り巡らされる携帯基地局、住宅やマンションに普及するオール電化、無線LANなどの普及により、私たちの周りには電磁波が飛びかっている。また、接着剤、殺虫剤、除草剤、合成洗剤などの化学物質が生活のあらゆる場面で多用される。それに伴い、電磁波過敏症や化学物質過敏症が急速に増大している。しかし電磁波過敏症、化学物質過敏症はまだまだ認知度が低く、医療面での対策が遅れ、克服に苦しんでいる人が大勢いる。誰もが一定の許容量をこせば、罹る可能性のある過敏症。そんな人たちのために、過敏症に効く代替医療、食事療法、生活上の改善策、住宅対策などをアドバイスする。読者の要望に応え、最新知見をもとに全面的に書き改めた決定版!
目次
1 電磁波・化学物質過敏症とは何か
2 健康への影響と対策
3 過敏症に効く代替医療
4 化学物質のリスクと対策
5 電磁波対策
6 社会的な対策
著者等紹介
加藤やすこ[カトウヤスコ]
1966年北海道生まれ。環境ジャーナリスト。化学物質過敏症、電磁波過敏症発症後は、これらの環境病をテーマに執筆。電磁波過敏症の患者会『いのち環境ネットワーク(旧・VOC‐電磁波対策研究会)』代表
出村守[デムラマモル]
1953年北海道生まれ、札幌でむら小児クリニック院長。北海道立札幌医科大学卒。国際協力事業団のウイルス学専門家としてケニア共和国に派遣され、同国でのウイルス性下痢症の疫学研究に従事。アメリカ合衆国テキサス州ダラス市にある環境医学センター(EHC‐D)でウィリアム・J・レイ教授のもと、臨床環境医学を1週間の短期コースで3回研修した。北里大学眼科では、石川哲教授、宮田幹夫教授のもとで臨床環境医学外来の短期コースで研修。日本環境医学学会評議員。医学博士および日本小児科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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