プロブレムQ&A<br> 新・部落差別はなくなったか?―隠すのか顕すのか (改訂版)

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プロブレムQ&A
新・部落差別はなくなったか?―隠すのか顕すのか (改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 216p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784846117207
  • NDC分類 361.86
  • Cコード C0336

出版社内容情報

部落問題は隠せと顕せの2つの主張が繰り返されてきた。本書は、部落差別もまた他の差別問題と同様に顕すことで解決する必要を説く。 部落民は「見えない人間」になりつつあり、マスコミも部落についてふれようとしない。では、差別がなくなったのかというと、ネットではあからさまな部落差別表現がとびかう。
 部落問題については、隠せと顕せ、のふたつの主張が繰り返されてきた。本書は、部落差別もまた、他の差別問題と同様に顕すことで、議論を深め、解決していく必要を説く。
 新版では、旧版の第2部「近代差別の構造」を割愛し、「21世紀の部落」のルポと写真などの書き下ろしを新たに加えた。
 改訂版では、本書への部落解放同盟の見解などの資料、「改訂版」あとがきを加えた。(2017.11)

[Qの例]
部落はどこにあるのですか?
『破戒』はなぜ批判されたのですか?
差別と政治とのかかわりは?
「近代差別」をどのように理解しますか?
差別は日常生活にあるのですか?
マスメディアは差別の元凶では?
差別はタブーフリーで解消するのでしょうか?

塩見 鮮一郎[シオミ センイチロウ]
著・文・その他

内容説明

部落民は「見えない人間」になりつつあり、マスコミも部落についてふれようとしない。では、差別がなくなったのかというと、ネットではあからさまな部落差別表現がとびかう。部落問題については、隠せと顕せ、のふたつの主張が繰り返されてきた。本書は、部落差別もまた、他の差別問題と同様に顕すことで、議論を深め、解決していく必要を説く。新版では、旧版の第2部「近代差別の構造」を割愛し、「21世紀の部落」のルポと写真などの書き下ろしを新たに収録した。改訂版では、本書への部落解放同盟の見解などの資料、「改訂版」あとがきを加えた。

目次

部落はどこにあるのですか?
藤村の『破戒』のテーマは?
破戒をそそのかしたのはだれですか?
明治の部落はどんなすがたなのですか?
猪子蓮太郎のモデルはだれですか?
『破戒』以前に部落の本はあったのですか?
清水紫琴の『移民学園』と類似していますが?
『破戒』はなぜ批判されたのですか?
新天地への移住はまちがいですか?
水平社の運動はなにをめざしたのですか?〔ほか〕

著者等紹介

塩見鮮一郎[シオミセンイチロウ]
1938年、岡山県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Nobuko Hashimoto

26
学生君に教えてもらった本。部落差別に関する入門書かと思ったが、少々違っていた。島崎藤村『破戒』が生まれた背景や内容解説、反応の紹介が中心。Q&Aの形をとっているが、Qがそもそもマニアックで、これから部落差別について知ろうとするときに浮かびそうな疑問に答えるというものではない。また、途中から、同和問題をめぐる諸団体の対立や確執、スタンスや方向性の違いに関する記述中心になっていくのがちょっと残念。でも細部は勉強になったし、文章が読みやすいので読み通すことができた。2021/02/21

makio37

5
あまり体系的に書かれておらず、良くも悪くも「部落とは何か」の疑問が十分に解消せず関心が高まったまま読了した。維新後、農民は政府側にいると考えた「穢多身分」を土地と貧困と職業を「しるし」として排斥した。その部落差別がいまだに存在することに驚く。無責任にも「引っ越せばよいではないか」「なぜ年頃の娘に無理して伝える必要があるのか」などと思ってしまう。著者は、地名を公表してマスコミ等でも見える形にした上で、差別者を糾弾する必要があると主張する。隠せないネット社会の今、確かにその通りかもしれない。2017/12/24

黒胡椒

2
本書にもあるように、現代において部落民には「しるし」がない。だから、知らなければ、触れなければ、存在に気づくことがない。近代化した現代のメディアに、こんなにも大きなタブーがあったことを、20代後半にして初めて知った。差別解消の難しさは、まさにここにあるのではないか。 本書は、部落問題のすべてを知るには、情報が足りない(特に戦後の動きとか、政策とか)。しかし、部落問題に対する考え方の一面を知ることはできる。 巻末についているごちゃごちゃしたやりとりが、まさに部落問題のややこしさを象徴しているようである。2018/03/04

kokoko

1
タイトルから想像するような本ではなく、初学者の自分には判断がつかないことが多い。本書の核は非当事者である著者からの当事者の運動論に対する批判のようだ。住民や当事者団体に相談もせずに被差別部落を写真入りで載せている。改訂版ではそのことに対する抗議や共同での執筆の提案など、経過のわかる団体側の抗議文や質問状も収録されており、その内容は妥当だと思うのだが、これに対する著者の返答は居直りのようで、著者がおかしい人に見える奇妙な本のように読んだ。トーンポリシングや藁人形論法とおぼしき記述、差別の交叉性の否定なども。2022/02/24

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