出版社内容情報
増補二訂版は、最新情報を加え有害建材・一般住宅の危険性を含め、自然素材やエコ建材やエコ住宅の問題点と対策をわかりやすく解説。2002年の建築基準法改正はシックハウス対策のためでしたが、室内汚染はほとんどなにも改善されず、逆に悪化する傾向です。しかもシックハウスを回避し、改善するための建材として注目されてきた、エコ建材や自然素材・天然素材までもが、アレルギー疾患や化学物質過敏症の人にとっては、症状を悪化させる要因になっています。
初版より10年近くが経過しましたが、問題はより深刻になっています。本書は最新情報をもとに、有害建材・一般住宅の危険性を含め、自然素材やエコ建材やエコ住宅の問題点、室内汚染を回避するための方法と対策、いざというときの対象法、空気清浄器や代替品、アレルギーを起こす物質を封止する方法などについて、わかりやすく解説します。患者の目線にたったはじめての建築本です。
? シックハウスは何も解決していない
? エコ建材・自然素材を再度検証する
? アレルギーがある人・ニオイに敏感な人の住まいづくり
足立 和郎[アダチ カズロウ]
著・文・その他
内容説明
シックハウス患者の目線にたった建築本!エコ建材・自然素材も再点検!全面的に改訂!
目次
1 シックハウスは何も解決していない(シックハウス法施行で住宅は本当に安全になったのでしょうか?;法律施行で下がったのは「ホルムアルデヒドだけ」と聞きましたが本当?;何年経っても合板から、ホルムアルデヒドが発生するのは本当ですか? ほか)
2 エコ建材・自然素材を再度検証する(自然素材やエコ建材にも、健康に良くないものがあると聞きましたが?;自然塗料からホルムアルデヒドが出るって本当ですか?;自然塗料にアレルギーを起こして使えない人がいるのは本当ですか? ほか)
3 アレルギーがある人・ニオイに敏感な人の住まいづくり(シックハウス症候群と化学物質過敏症、どこが違うのですか?;住みながらのリフォーム工事をさけるのはなぜですか?;シロアリ駆除剤で病気になった住宅は、リフォームしても住めない? ほか)
著者等紹介
足立和郎[アダチカズロウ]
1958年東京生まれ。建築家。40代後半に化学物質過敏症(CS)を発症する。現在、自らがCS患者ということで、建材などの安全な新素材やCS住宅の研究、開発を行なう。22歳から木造建築の大工職人として修業し、その後、建設会社の現場監督を経て、1989年に京都でパハロカンパーナを設立し、後にパハロカンパーナ自然住宅研究所と改める。90年代当初から、有害建材などを使った一般住宅の危険性を訴え続ける。95年に同じ考えのメンバーと共に日本で初めての自然住宅ネットワークを発足させ、各地で「健康な住まい造り」の講演をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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