出版社内容情報
イラク戦争からシリア内戦に至る米軍などの有志連合軍による占領と空爆。イスラム国(IS)などのイスラム過激派の反撃。パリやニースでの無差別テロ。そのイスラム過激派に参加するフランス人など欧米の若者達。彼らはなぜイスラム教に帰依し、イスラム聖戦士として戦いに参加していくのか? 彼らは証言する。「ぼくたちに尊厳を与えてくれたのは、イスラームだ! フランスがぼくたちに与えたのは屈辱だった……」
本書は、フランス人ジャーナリストの著者がシリアに向かう多くのフランス人ジハーディストとコンタクトし、彼らが初めて明かす証言をまとめたものである。イスラム国やアルカイダなどイスラム過激派の背景、構造、システムなどを知るうえでも貴重な資料として注目されている。
ダヴィッド・トムソン[ダヴィット トムソン]
著・文・その他
内容説明
イラク戦争からシリア内戦に至る米軍などの有志連合軍による占領と空爆。イスラム国(IS)などのイスラム過激派の反撃。パリやニースでの無差別テロ。そのイスラム過激派に参加するフランス人など欧米の若者達。彼らはなぜイスラム教に帰依し、イスラム聖戦士として戦いに参加していくのか?フランス人ジャーナリストがシリアに向かう多くのフランス人ジハーディストとコンタクトし、彼らが初めて明かす証言をまとめた。
目次
殉死するためにすべてを捨てる
ジハードのためのクレジット
妻子と共に
若い女性はシリアのジハーディストに憧れる
万能のグーグルとLOL(大笑い)ジハード
ジハード勧誘者のフェイスブック
ハラールネットワーク
ウェブ聖戦士世代
聖戦のパンテオンに
チュニジアのイスラム観光〔ほか〕
著者等紹介
トムソン,ダヴィッド[トムソン,ダヴィッド] [Thomson,David]
アフリカの数カ国で報道記者として働いた後、2010年から2011年まで国営放送局ラジオ・フランスと同局国際部、テレビ24のチュニジア専門の報道記者としてチュニジアに滞在。2012年チュニジア北西のシリアナで散弾に当たり負傷しパリで治療を受けた後、現地に戻る。独仏テレビ局アルテのドキュメンタリー番組、チュニジアのアンサール・アル・シャリーアのジハーディストの動きを追った『ジハードの誘惑』を製作し、国際ルポルタージュ賞、2013年度「イラリア‐アルピ賞」を受賞
小沢君江[オザワキミエ]
1961年、AFS留学生として米国に1年滞在。1965年、早稲田大学仏文科卒。1971年、夫ベルナール・ベローと渡仏。1974年、ベローと共にイリフネ社創立。ミニコミ誌『いりふね・でふね』創刊。1979年、無料紙『オヴニー』発刊。1981年、民間文化センター「エスパス・ジャポン」創立。2010年6月創刊の仏語の月刊フリーマガジン「ZOOM Japon」の編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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