出版社内容情報
なぜ、いじめ自殺や不登校がなくならないのか。それはいまの学校システムが本体の教育とは「真逆」に転倒したものであるからだ。「間違ったこと」を「正しく」強引に推し進め、ますます子どもたちの可能性を破壊している。では学校システムのどこがどう間違っており、どうすれば個々人の可能性を取り出し発展させ、生涯にわたる「学び」を引き出す本体の姿によみがえらせることができるか。
本書は「問題解決のアインシュタイン」と呼ばれた、世界トップのビジネススクール、米国ウォートン校(ペンシルバニア大学)のカリスマ経営学者と、世界に広がる「デモクラティック・スクール運動」の第一人者が、倒錯した現状を建て直し、学校、大学・大学院のあるべき姿を現実的かつ具体的にデザインした、起死回生、逆転と希望の青写真である。
ラッセル・L・エイコフ/ダニエル・グリーンバーグ[ラッセル エル エイコフ ダニエル グリーンバーグ]
著・文・その他
呉 春美/大沼安史[ゴハルミ オオヌマヤスシ]
翻訳
内容説明
一斉教育は間違いだらけ。これでいじめ自殺も教育崩壊もなくせる!カリスマ経営学者と教育改革者の再生の青写真。
目次
1 教育システムのどこが間違っているのか(学ぶこと教えること;教室という環境;教科と分野;この新しき世界;反デモクラシーの学校教育;変化に抵抗するもの)
2 教育に役立つもの(発展した社会が個人の自己実現のために提供できる環境とは;リベラル・デモクラシー環境が個人の自己実現に特に求めるもの;自分の教育に、どう貢献するか?;芸術の占める位置)
3 生涯教育の理想のヴィジョン(わたしたちは理想の教育環境を心に描かなければならない。その理由は何か。どう思い描くべきか;就学前をどうするか?;幼稚園から高校(K‐12)まで
大学、大学院での学び
教育と人生
「引退」なき老後)
4 補論・理想の学校に資金を回す
著者等紹介
呉春美[ゴハルミ]
1954年生まれ。神奈川大学経済学部特任教授。イギリス・ランカスター大学卒業、サセックス大学修士課程修了(宗教哲学)。専門は比較文化論、国際ビジネスコミュニケーション学、教育学
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生まれ。東北大学法学部卒、北海道新聞社に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を経て、1995年に中途退社してフリー記者に。2009年3月まで東京医療保健大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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