内容説明
3.11から4年…安倍政権は福島原発事故が「アンダー・コントロール」されていると世界に宣言して、東京オリンピックの誘致に成功した。しかし事態は深刻化するばかり。日本のマスコミは、ほとんどその事実を伝えていない。米原子力規制委員会の水蒸気爆発=核臨界爆発説、米空母「ロナルド・レーガン」水兵の洋上被曝・集団訴訟など、世界では真相究明と被曝補償を求める声が強まる一方、汚染水の海洋投棄を含む事故の長期化と被害の拡大が大問題になっている。日本ではいまだ知られざる新事実の集成―海外メディアが報じた、隠蔽できない真実…。
目次
終わらせないためのプロローグ
第1章 東京オリンピック
第2章 「安心神話」
第3章 白い雪
第4章 洋上被曝
第5章 水蒸気爆発
第6章 核のテロリズム
第7章 フクシマ・ファシズム
始まりのためのエピローグ
著者等紹介
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生まれ。東北大法学部卒。北海道新聞に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を務めたあと、1995年に中途退社し、フリーのジャーナリストに。2009年3月まで、東京医療保健大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。