内容説明
本書は、体を蝕む電磁波汚染をひとつひとつ取り上げ、そのメカニズムを解説するとともに、環境汚染のなかで暮らしていくためのアドバイスを、食事療法からサプリメントの摂取まで、具体的に提案する。増補改訂版では、健康影響に関する最新の研究データと分析を加え、改訂した。
目次
第1部 人体を蝕む化学的・物理的汚染物質(環境汚染物質が病気を増やす?;身近にある環境汚染物質;弱い電磁波から受ける深刻なダメージ;パソコン操作は体に悪い?;電磁波、コンピューター、ストレスの複合影響;増加する「電磁波過敏症」;携帯電話は安全か;レーダー被爆と健康被害;ラジオやテレビ送信機の危険性)
第2部 汚染環境で暮らすためのアドバイス(電磁波と化学物質を避けるには;汚染物質を克服する食事療法;明らかになる健康影響―最近の研究結果とイスラエルでの動き)
著者等紹介
シャリタ,ザミール・P.[シャリタ,ザミールP.] [Shalita,Zamir P.]
医療微生物学者で、電磁場と化学物質の有害性に関するコンサルタント、作家、科学編集者としても活躍。1962年、イスラエルのヘブル大学で農学の理学士号を、1967年テルアビブ大学で医療微生物学の理学修士号を、1976年ワイズマン科学研究所で分子生物学の博士号を取得した。約30年にわたって医療調査、バイオテクノロジー、遺伝子工学を研究。生物学調査イスラエル研究所の常勤スタッフで、ニューヨーク市公衆衛生調査研究所で調査委員、ニュージャージー州のラトガー大学などで非常勤講師を勤めた
荻野晃也[オギノコウヤ]
1940年富山県生まれ。京都大学工学部講師。理学博士。原子核物理、原子核工学、放射線計測学などを専門とする一方で、原子力、核問題、環境問題などにも物理学者としてかかわっている。また、伊方原発訴訟では住民の特別弁護人となり、1977年には地震活断層原因説による中央構造線の危険性を証言し、断層結果説の国側と対立するなど、住民・市民側に立つ科学者であることを心がけている
出村守[デムラマモル]
1953年北海道生まれ、でむら小児クリニック院長。北海道立札幌医科大学卒。国際協力事業団のウイルス学専門家としてケニア共和国に派遣され、同国でのウイルス性下痢症の疫学研究に従事。アメリカ合衆国テキサス州ダラス市にある環境医学センター(EHCD)でウィリアム・J・レイ教授のもと、臨床環境医学を1週間の短期コースで研修。北里大学眼科では、石川哲教授、宮田幹夫教授のもとで臨床環境医学外来の短期コースで研修。日本臨床環境医学学会評議員
山手智夫[ヤマテトモオ]
1961年兵庫県生まれ。医学博士、小児科専門医。岡山大学医学部卒業後、同大学附属病院、国立岩国病院などを経て、アメリカのアーカンソー医科大学に留学し内分泌を研究。子どもがアトピーになったことを契機に再度渡米し、ダラスの環境医学センター(EHCD)および、ニューヨーク州のアレルギー環境医学センターで、臨床環境医学に基づいたアレルギー疾患の治療について研修。現在、光中央病院小児科科長。平成16年10月に山口県光市で「やまて小児科・アレルギー科」を開院予定
加藤やすこ[カトウヤスコ]
1966年北海道生まれ、フリーライター。化学物質過敏症、電磁波過敏症、シックハウス症候群など、環境病をテーマに執筆。電磁波と化学物質のリスクと回避対策を考える市民団体「VOC‐電磁波対策研究会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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