内容説明
浜岡原発の下請労働者・嶋橋伸之さんは、原子炉の底で働いて白血病で亡くなった。死に疑問を持った両親は、白血病が放射線被曝によるものと確信すると、労災認定に立ち上がる。浜岡原発労働者の死を縦糸に、浜岡原発の危険性の検証を横糸に、そして、3.11を契機に、経営者の中からも上がり始めた脱原発の声を拾い、原発のない未来を考えるルポルタージュ。
目次
第1章 欺瞞と犠牲―伸之君と現地住民
第2章 原発と労働
第3章 絶望の労働、爆発招く取水塔
第4章 絶望を克服、戦いへの日々
第5章 激論・死闘、中部電力対高杉晋吾
第6章 経営者たちの脱原発
終章 全国焦土作戦?脱原発!
著者等紹介
高杉晋吾[タカスギシンゴ]
1933年3月、秋田県秋田市生まれ。1937年中国(旧満州国)鞍山市在住。1946年引き上げ。1958年早稲田大学文学部。1962年、日本社会党本部機関紙局記者。1970年、フリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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