内容説明
「東京の平均的市民は4月いっぱい、1日あたり10個のホット・パーティクルを、呼吸を通じて体内に取り込み続けていた」政府・東電・マスコミは情報隠しをしていないというが、私たちは瞞されている。そして政治的無策なのか、死の灰の下で確実に「殺されていく」。
目次
春に背いて
核火山
「大津波」のトリック
「ベント」封印
見えない蛇
黒い雨
「メルトスルー」
「アマノIAEA」
テストレス
対米不信〔ほか〕
著者等紹介
大沼安史[オオヌマヤスシ]
1949年、仙台市生れ。東北大学法学部卒。北海道新聞社に入社し、社会部記者、カイロ特派員、社会部デスク、論説委員を歴任後、1995年に中途退社し、フリージャーナリストに。2009年3月まで、東京医療保健大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miki Shimizu
4
発生後半年までの内容。菅直人から野田佳彦へ。そういえば、民主党やったんやなー。もう、自民党はムリー!って政権交代したものの、ノウハウもなくって、うまくいかないところに、この地震と津波と原発爆発。でもなー、ずっと原発進めてきたのは自民党ちゃうのー?と思ったり。かってに失敗すればいいわーって感じなんかなー。世界中に放射能を垂れ流して、あり得へん事態が起こってんねんから、協力できひんかったんかなー?と思ったり。2017/10/10
Hiromi kuro
0
福島災害がチェルノブイリを越える理由。分かり安くいうとチェルノブイリは1基が爆発した(だけ)だが福島は3基が爆発したということ。当時の総理大臣管直人が如何に詭弁を弄し続けたか。福島原発放射能汚染は埼玉県辺りまで。東京と言わず日本駐在の外国人の殆どが自国へ撤退したこと。日本人は見て見ぬ振り、聞いて聞かぬ振りを通してきた。災害(事故)当時海外からサポートの手が差し伸べられたが日本国は全面拒否。自国の非が世界に知れるのを隠蔽したこと。日本国の振舞は幼い子供みたいだったこと。管氏は退任後自ら福島原発を調査のこと。2016/08/19