内容説明
目に見えず臭いもしない電磁波が、国の甘い規制で生活空間に充満し、花粉症のように許容量を超えた人から発症する、電磁波過敏症と呼ばれる症状が急増している。携帯電話やオール電化でガンや脳腫瘍を含めさまざまな健康被害も出ている。こうした電磁波の危険性が明らかになるにつれて、全国で電磁波の規制を求める市民の声が高まっている。本書は、基地局(携帯電話中継基地局、アンテナ)、携帯電話、変電所、電磁波過敏症、IH調理器、リニアモーターカー、無線LAN、等々の問題を、最新のデータに基づき、詳しくかつ具体的に紹介し、特に基地局問題を徹底的に明らかにする。また、電磁波問題における市民運動のノウハウ、必勝法も解説する。
目次
第1章 基地局問題とは何か(日本で起こっている事例;海外で起こっている事例 ほか)
第2章 携帯電話を巡る問題について(精子への影響;レフレックス研究―EU(欧州連合)の公式研究 ほか)
第3章 変電所ははぜ危ないのか―極低周波発生源の問題(寝耳に水、駅構内に変電所ができる―田園都市線すずかけ台駅問題;巨大無人コンピュータビルが住宅街に建つ―文京区千駄木 ほか)
第4章 電磁波過敏症って何だ(セガベックさん(有名な過敏症患者)のその後
世界中で「電磁波過敏症」認知が進んでいる ほか)
第5章 リニアモーターカー、オール電化(IH調理器)、無線LAN、スカパーアンテナ(リニアモーターカー―電磁波だけではない、問題だらけ;オール電化(IH調理器)の問題点 ほか)
著者等紹介
大久保貞利[オオクボサダトシ]
1949年生まれ。電磁波問題市民研究会事務局長。カネミ油症被害者支援センター共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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