内容説明
9・11事件の真相を解明する『9・11委員会報告書』が2004年に公表された。しかしこの公式最終報告書は、事件当時報道された政府機関・公的機関などの説明、公人や当事者の証言、映像などの事実とあまりに多くの点で重大な矛盾、食い違いがある。また公人や当事者が見解を変えるなどの自己矛盾が数多くある。本書は、9・11事件に関する膨大な報道記録と資料を調べ上げ、客観的に事実関係を綿密に比較分析し、主要な25項目にしぼって、矛盾を検討し、米国議会とマスコミに対し、それについての説明と真相の解明を求めている。
目次
第1章 ブッシュ政権とペンタゴン幹部に関する疑問(ブッシュ大統領は何時まで教室にいたのか;チェイニー副大統領はいつ地下のバンカーに入ったのか ほか)
第2部 米軍に関する疑問(軍はいつ一一便の緊急事態を知ったのか;軍はいつ一七五便の緊急事態を知ったのか ほか)
第3部 オサマ・ビン・ラディンとハイジャック犯たちに関する疑問(モハメド・アタたちは敬虔なイスラム教徒だったのか;当局はアタの情報の宝庫をどこで見つけたのか ほか)
第4部 ペンタゴン攻撃に関する疑問(ハニ・ハンジュールはペンタゴン攻撃機を操縦し得たか;何がCリングに穴をあけたのか ほか)
第5部 世界貿易センター(WTC)の倒壊に関する疑問(ジュリアーニ市長はタワーの倒壊をなぜ事前に知っていたのか;WTCツインタワーで爆発はあったのか ほか)
著者等紹介
グリフィン,デヴィッド・レイ[グリフィン,デヴィッドレイ][Griffin,David Ray]
1939年生まれ。1970年にクレアモント神学院で博士号。1973年から2004年までフルタイムの大学教員。師であるジョン・B・カブとともにプロセス神学の代表的な研究者として知られる。現在クレアモント神学院名誉教授。退職頃から、9・11事件をめぐる疑惑について調査と発言を始める
加藤しをり[カトウシオリ]
奈良県出身、旧大阪外国語大学フランス語学科卒業。翻訳家。技術翻訳も多数手がけてきたが、出版翻訳ではエンターテイメントやロマンス小説を中心に美術書、医学書など100タイトル超
きくちゆみ[キクチユミ]
1962年東京生まれ。お茶の水女子大学卒。グローバルピースキャンペーン発起人。千葉県鴨川で自給的生活の場・ハーモニクスライフセンターを運営。マスコミ・金融界を経て、1990年より環境をテーマに、2001年より平和・環境・健康をテーマに執筆、講演、イベント企画などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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