内容説明
ナショナル・トラストが誕生して110年になる。この間、ナショナル・トラストは拡大を続け、会員は、イギリス全体の6%、所有面積は1.5%に達した。だが、狂牛病や近年の自然破壊など、農業危機、環境危機はイギリスも深刻だ。ナショナル・トラストはいかにこの危機を乗り越え、成長してゆこうとしているのか?本書は、トラストを訪ね歩きながら、自然と人間が一体となって成長している姿を紹介している。
目次
1 ナショナル・トラストの成立(オープン・スペース運動の開始;ナショナル・トラストの成立;ナショナル・トラスト運動の開始)
2 山岳地帯を歩く(湖水地方を歩く;ウェールズ北部山岳地帯を歩く―ナショナル・トラスト「スノードニア・ウィークエンド」に参加して)
3 田園地帯を歩く(コッツウォルズのシャーボン村を訪ねて;北サマセット(エクスムア)のハニコト・エステートを訪ねて
ゴールデン・キャップとブランスクームへ
ウェールズ南西部を行く)
4 海岸線を行く(ナショナル・トラストの海岸線を歩く;再びナショナル・トラストの海岸線を行く;持続可能な海岸線を求めて)
5 都市近郊を歩く(リヴァプールとバーミンガムへ;マンチェスターとシェフィールドへ―ピーク・ディストリクト国立公園を歩く;ロンドン近郊を歩く―都市と農村との均衡ある発展を目指して)
著者等紹介
四元忠博[ヨツモトタダヒロ]
1938年鹿児島県に生まれる。1964年埼玉大学文理学部経済学専攻卒業。1968年東京教育大学大学院文学研究科修士課程入学。1972年同大学大学院博士課程中退。1972年埼玉大学経済学部助手。2003年埼玉大学経済学部教授定年退職。現在、東邦大学理学部非常勤講師。日本熊森協会顧問およびNPO法人奥山保全トラスト理事長。ナショナル・トラスト賛助会員。専攻、ナショナル・トラスト研究およびイギリス社会経済史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 炭素会計 実務と戦略