内容説明
本書は、「同盟90/ドイツ緑の党」の「ベルリン新綱領」の全文訳である。世界各国に共通する21世紀のための持続可能な発展のためのモデル・プランが、体系的に環境、社会、経済の各分野に展開されている。ドイツ緑の党は、ドイツ社民党と連立して98年から05年まで“赤‐緑政権”を組織、欧州議会でも多くの議席を持つエコロジー政党である。新綱領は、こうした政権参加のなかでの経験を基に、結党以来20年ぶりに改訂されたもので、理解しやすく平易に書かれている。未来のための政策集として辞書代わりに活用できる。
目次
序論
第1章 エコロジー時代に向けて
第2章 エコロジカルで公正な市場経済に向けて
第3章 開かれた社会政策に向けて
第4章 知識社会に向けて
第5章 民主主義の再生に向けて
第6章 男女に公正な社会に向けて
第7章 ヨーロッパ統合と一つの世界に向けて
著者等紹介
今本秀爾[イマモトシュウジ]
国際政治ジャーナリスト、執筆・翻訳業。早稲田大学大学院博士課程(哲学専攻)、東京大学大学院国際社会科学研究科(相関社会科学専攻)を経て、日本学術振興会特別研究員(倫理学PD)修了。欧州の「政治的エコロジー」思想や環境運動の研究を契機に2001年グローバルグリーンズ世界大会(キャンベラ)に参加。その後は日本の海外緑の党との渉外窓口担当として活躍。2004年より持続可能な社会政策を構築するための有志による政策ネットワーク「エコロ・ジャパン」を立ち上げ、代表を務める。日本における「世界の緑の党」研究に関する第一人者として、海外50カ国以上、数百名に及ぶ緑の党の政治家やスタッフ、活動家への取材や交流活動を通して、世界の政治的エコロジー運動の現状をメディアやセミナーにて紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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