内容説明
セクシュアル・マイノリティーは、神からタブーとされる存在なのか?性別適合手術は神への冒涜なのか?自らをポリセクシュアルと語る牧師と、性同一性障害で性別適合手術をした男性の著者が、別々の視点から「聖なるもの」を語り、信仰とは無縁な人も含め、一人一人の性を自分らしく、今を生き生きと生きるために性と聖を見つめなおす。
目次
1 わたしらしく生きるために(信仰とセクシュアリティの立場;それぞれの視点から)
2 一秒ずつ生きて幸せになろう
3 鼎談 今を生きる(河口和也・虎井まさ衛・大月純子)(信仰との出会い;人のためか自分のためか;魂と精神 ほか)
著者等紹介
虎井まさ衛[トライマサエ]
作家。性同一性障害当事者・研究者・支援者のためのミニコミ誌「FTM日本」主宰。幼児期より性同一性障害に悩み、大学卒業後、渡米して女性から男性への性別適合手術(いわゆる性転換手術)を受ける。その前後の1987年より、性同一性障害についての啓発活動を始める。全国を講演して歩くほか、東京都人権啓発ビデオ(2002、東映制作)への出演、「3年B組金八先生」第6シリーズへの協力など、性と人権について、教育現場やメディアを通じてアピールすることにも力を入れている
大月純子[オオツキジュンコ]
1970年神戸生まれ。日本基督教団牧師。「わたしたちの性と生を語る会・広島」代表。「ジェンダー広島」運営スタッフ。「男女共同参画を考える会ひろしま」共同代表。1997年より広島に在住。広島にあるいくつかのセクシュアル・マイノリティのコミュニティに関わっている。セクシュアリティについての理解を深めるための講演、講演会・ワークショップの企画を行っている。また、数年前より高校生とクラブ活動の中で、セクシュアリティについての理解を深めるためのプログラムを行っている
河口和也[カワグチカズヤ]
広島修道大学人文学部教授
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- 和書
- 判例講義刑事訴訟法