内容説明
日本全国で鉄道の廃止が続出しています。赤字なのだからという理由がほとんどですが、それでいいのでしょうか。高齢社会、地球温暖化、赤字高速道路とさまざまな問題をかかえる日本社会の今後を考えれば、交通問題を根本から見直す必要があります。欧米ではすでにクルマ依存社会への見直しが急務で、路面電車の活用が活発化しています。本書は地域の鉄道を見直し、その再評価と存続のためのマニュアルです。
目次
1 鉄道の社会的価値(鉄道にはどんな価値があるのですか?;全国で廃線が続出している理由は何ですか? ほか)
2 鉄道をめぐるお金の話(鉄道は道路よりもたくさんお金をかけていませんか?;鉄道も自前で財源を用意すればいいのではありませんか? ほか)
3 こうすればできる存続運動(交通の確保は行政の仕事ではありませんか?;存続運動は効果があるのですか? ほか)
4 地方鉄道はもっと活用できる(世界の流れは鉄道よりもクルマではありませんか?;地方鉄道の機能をもっと向上させる方法はありませんか? ほか)



