内容説明
米国を中心とする多国籍企業の遺伝子組み換え技術による世界支配の目論見に対し、様々な反撃が始まっている。アフリカの食料援助拒否を始め、世界の農民、市民による抵抗は、欧州の厳しい表示制度の確立を促し、遺伝子組み換え作物を栽培しないフリーゾーンの拡大へとつながり、バイテク企業は撤退を余儀なくされている。本書は、米国の陰謀や危険性をあばくと共に、世界規模に拡大した食料をめぐる闘いの最新情報を紹介。
目次
第1章 激変する世界の食料事情
第2章 モンサント社の戦略と謀略
第3章 シュマイザー事件と種子支配の構造
第4章 遺伝子組み換え作物が変えた世界の食料
第5章 遺伝子組み換えイネをめぐる攻防
第6章 北米での遺伝子組み換え小麦の攻防
第7章 欧州・米国間食料戦争
第8章 グローバリゼーションが脅かす食の安全
第9章 広がるGMOフリーゾーン、食料援助拒否
著者等紹介
天笠啓祐[アマガサケイスケ]
1947年東京生まれ。早大理工学部卒。現在、ジャーナリスト、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表、市民バイオテクノロジー情報室代表
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