内容説明
本巻では、日本軍侵略の激しい被害を最も長い間被った中国と、集団虐殺・集団強かんが熾烈を極めた東南アジア・太平洋地域の、「慰安婦」・性暴力被害の証言を地道な調査で掘り起こし、その被害とそれに対する加害の実態を詳細に検証すると同時に、日本軍による占領地域での「慰安所」制度・性暴力の構造を考察した。
目次
第1部 中国(中国山西省における日本軍性暴力の実態;中国の慰安所に関する調査報告―上海・南京・雲南を中心に;南京大虐殺下における日本軍の性暴力―南京戦参加の元兵士の調査と被害女性の調査から;天津の日本軍「慰安婦」供出システム―中国の公文資料から ほか)
第2部 東南アジア・太平洋(フィリピンの「慰安婦」・性暴力の実態;フィリピン・パナイ島における性暴力;フィリピン・マパニケ村―住民虐殺・集団強かん事件;インドネシア「慰安婦」問題 ほか)
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