出版社内容情報
創刊19年を迎えた探偵小説研究会の年刊誌『CRITICA』、記念すべき第20号。特集は「ジュヴナイル・ミステリ ―子どもが読む、子どもを描く」。
【目次】
序文
特集/ジュヴナイル・ミステリ―子どもが読む、子どもを描く
名探偵の復活 ―江戸川乱歩「少年探偵団」シリーズ 琳
『黒い魔女』覚書 浦谷一弘
「ジュブナイル」というジャンル ―境界線とリライトとレーベル 波多野健
賢い小学生の問題 市川尚吾
特殊本格とメタフィクションは是馬と荒馬から学んだ 笹川吉晴
ズッコケ三人組と偶然的で不気味なもの 秋好亮平
〈市場化する学校〉の探偵と青春 ―杉井光『生徒会探偵キリカ』論 荒岸来穂
親鳥との再会 ―あかね書房版『ABC怪事件』を再読する 千街晶之
記憶の路地をゆく ―ジュブナイル体験をたどる旅 廣澤吉泰
私のジュブナイルミステリ 諸岡卓真
エピソード・ゼロとしてのジュヴナイル 大森滋樹
魔術からの解放―ディキンスン覚え書き 法月綸太郎
ケストナーのふたつの少年小説―出張版・こどもの物語、おとなの冒険 千野帽子
オカルトはミステリの真相という夢を見るか? ―今村昌弘『でぃすぺる』の試みと構築 浅木原忍
スケッチブックに描かれた魂の一時避難所 ―『マリアンヌの夢』と『ペーパーハウス/霊少女』 松本寛大
ハーマイオニーの夢の結婚相手は誰か? 佳多山大地
ジュード・ワトソン『ジェダイ・クエスト』シリーズのアナキン・スカイウォーカー 小松史生子
ジュブナイルの出口―『アルキメデスは手を汚さない』と『ぼくらの時代』 円堂都司昭
自作解題 ―子供主人公にこだわる理由 羽住典子
山本周五郎ジュブナイル書誌 末國善己
ジュブナイルミステリ研究書紹介 嵩平何
解放区
ミステリからパレスチナ問題を考える 第二回(出張版1) 蔓葉信博
アレグリ《ミゼレーレ》をめぐって ―グランジェ『ミゼレーレ』とモックラー『極夜の灰』 横井司
原作と映像の交クロスライト叉光線出張版25 太陽、月、そして日蝕 ―『リプリー』 千街晶之
原作と映像の交クロスライト叉光線出張版26 透明人間はそこにいる -『シリーズ横溝正史短編集』 千街晶之
原作と映像の交クロスライト叉光線出張版27 十万億土を越えて ―『本心』 千街晶之
原作と映像の交クロスライト叉光線出張版28 狐と狼の内インナーワールド的世界 ―『小市民シリーズ』 千街晶之
トークイベント・『明日のミステリ』は
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