出版社内容情報
人工知能が人間の知性を超えようとする今、
人間は他の生命に対して優越性があるといえるのか。
「人新世(じんしんせい)」と呼ばれる現代にあって、
本書は21世紀の「人間とは何か」との問い直しと、新たなヒューマニズムの構築を
138億年という〈ビッグヒストリー〉の視点から行う試みである。
目次
序論 ビッグヒストリーの人間像とコモンズ像
第1章 宇宙飛行士による〈宇宙的視点〉の諸相
第2章 ディープタイム思考
第3章 宇宙的ヒューマニズム
第4章 複雑性を再考する
第5章 銀河人の経済学
第6章 歌う惑星
著者等紹介
片山博文[カタヤマヒロフミ]
桜美林大学リベラルアーツ学群教授。1963年生れ。1992年、東京大学文学部ロシア語・ロシア文学科卒業。1997年、一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。専門は環境経済学、比較経済体制論、ビッグヒストリー。現在、国際ビッグヒストリー学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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