出版社内容情報
藩の追っ手から身を隠すこと一年余り。十兵衛は材木問屋「弁柄屋」の娘・桃春と能役者の斎藤十郎兵衛から頼まれ、掛け持ち用心棒になる。
弁柄屋主人がひた隠す脅し文の謎、江戸っ子の関心の的である「写楽」の正体、事件が重なって十兵衛が動き出す――。
有名な歌舞伎役者、浮世絵師ほか、いま話題の蔦屋重三郎も登場する如月十兵衛、誕生秘話。
〈不敗の豪剣〉十兵衛の伝説は本書から始まる!
【目次】
【第一部】十兵衛と弁柄屋
第一章 盲目の娘
第二章 脅し文
第三章 にわか口入屋
第四章 轡田道場
【第二部】十兵衛と斎藤十郎兵衛
第一章 本石町十軒店
第二章 掛け持ち用心棒
第三章 九月十三夜(後の月)
第四章 長崎へ
内容説明
追っ手を逃れ一年余、用心棒稼業をきっかけに盲目の娘、謎の絵師らとの出会いが生んだ〈不敗剣〉十兵衛、誕生秘話!如月十兵衛、快刀乱麻の伝説が始まる!江戸で身を隠すこと一年余り。十兵衛は弁柄屋の娘・桃春と能役者の斎藤十郎兵衛から頼まれ、掛け持ち用心棒になる。弁柄屋主人がひた隠す脅し文の謎、江戸っ子の関心の的である「写楽」の正体、事件が重なって十兵衛が動き出す―。名だたる歌舞伎役者、浮世絵師ほか、耕書堂の蔦屋重三郎も登場!
著者等紹介
扉修一郎[トビラシュウイチロウ]
千葉大学卒。出版社で小説誌編集長、書籍編集長、書籍担当取締役等歴任。その間、数多くの作家を世に送り出す。現在、カルチャー教室小説講座講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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