出版社内容情報
忘れてはならない歴史がある。近代日本を知る言葉がある。米国が広島と長崎に投下した原子爆弾で、7万人の韓国・朝鮮人が被爆。日本が朝鮮を植民地支配した結果である。彼らは苦しみと絶望の中から、日本政府に声を上げ続けてきた。その声を集めた証言集を復刊する。知られざる朝鮮半島北側で暮らす?棄てられた被爆者〟の体験も収録した。
【目次】
第1部 韓国・日本で暮らす/1 植民地・強制連行--31人の証言/2 被爆--49人の証言/ 3 帰国・在日--50人の証言/解説 韓国・朝鮮人被爆者--その歴史と存在の意味 鎌田定夫/第2部 朝鮮で暮らす--17人の証言/解説 伊藤孝司