出版社内容情報
時代を映しながら、進化し続ける歴史的名作、待望の改訂版!
玩具会社の再建を図り、新商品開発に狂奔する五人の男たちの姿と『ゴドーを待ちながら』(S・ベケット)の世界が交錯する物語。
内容説明
玩具会社の再建を図り、新商品開発に狂奔する五人の男たちの姿と『ゴドーを待ちながら』(S・ベケット)の世界が交錯する物語。時代を映しながら、進化し続ける歴史的名作、待望の改訂版!
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
作家・演出家。愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。1981年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成のためのワークショップや講義も精力的に行うほか、表現、演技、演出などに関する書籍を多数発表している。桐朋学園芸術短期大学名誉教授。昭和音楽大学客員教授。四国学院大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やまねっと
18
DVDが発売される前に読んでしまったよ。このくらいのスピードで演じられるのかな?とかどんな演出で出てくるのか、など、本番が観れなかった地方人としてはDVDが最後の作品との繋がりである。 そこで戯曲だ。前回の21世紀版とネタなど随分ブラッシュアップされている。やはり10年の月日は遠いものがある。 AIマッチングアプリなど、この10年後もますます変わっていくだろう。再演スピードから見て10年後鴻上さんが生きているかはわからないが、もっと短いスパンで再演してください。そして、また改訂版の戯曲を出してください。2024/11/07
なおこっか
5
観たんです、2024。みよこの遺書でちょっとひっかかる台詞があって、読んで振り返ろうと思いました。その変更は、みよこというひとの根源に関わるのではないのかと感じられるのですが、役者さんの世代交代、モチーフの変遷は受け入れられても、自分が長らく抱いていたみよこ像の変化は簡単に飲み下せず、少し可笑しくなりました。もしくは、自分で思っていたよりAI不信なのか、ひとと繋がることにまだ夢みているのかもしれません。令和の時代にまだおっこちで笑えるとか、満更ではないです。2024/08/18
Uc0
5
念願の舞台を観に行ったので戯曲も買いました。別バージョンの戯曲も持ってるけど、おもちゃ会社が親商品開発をする話なので、再演のたびにおもちゃが変わって全作品読みたく(観たく)なってしまう。20年前から追っかけてるけど、はっきり言って内容は未だに理解できてないと思う。でもぐっとくるし、何度も見直したくなっちゃう私にとってすごく大事な作品。2014年版のDVDも買ったので、それを観るのも楽しみ。人生は暇つぶしするにも、一人立ち続けるにも長すぎる。2024/08/18
chuji
1
久喜市立中央図書館の本。2024年8月初版。書き下ろし。戯曲本。『朝日のような夕日をつれて2024』の底本は『ゴドーを待ちながら』とのことです。オイラは芝居には殆んど無縁ですが、半世紀近く前に友達がアングラ芝居役者で、『ゴドーを待ちながら』を観たことを思い出しました。当時は良くわかりませんでしたが、今読んでも良くわかりませんでした。2024/12/16
なお
1
舞台観劇時に購入し読了。久しぶりの朝日はかつて読んだ日々とその頃の自分を、今の自分に突きつける。 あの時も今も、世界は傾き続けている。彼らは立ち続ける。 また観たいしまた読みたい。2024/09/28