出版社内容情報
詩と音から中世ガリシアの聖母マリア頌歌集を「読む」、日本初の研究書。書誌学・古文書学・中世ガリシア語文学から物語を分析し、中世美術・図像学・中世キリスト教音楽・写本に現れる中世楽器について、それぞれ専門的な立場から分析・考察する。CDつき。
内容説明
詩と音から中世ガリシアの聖母マリア頌歌集を読む。書誌学、文学、図像学、カンティーガスの音楽、中世楽器から頌歌集を解説。
目次
第1章 『聖母マリア頌歌集』の写本来歴
第2章 『聖母マリア頌歌集』の内容
第3章 『聖母マリア頌歌集』のミニアチュールについて
第4章 カンティーガ93(To)とアルメンテェイラの小鳥
第5章 『聖母マリア頌歌集』における赦しの聖母マリア―カンティーガスにみる聖職者の破戒
第6章 音楽史におけるカンティーガス・中世民衆音楽の脈絡において
第7章 『聖母マリア頌歌集』エスコリアルE写本にみる中世の楽器と楽師について
第8章 『聖母マリア頌歌集』にみる中世のダンス
第9章 『聖母マリア頌歌集』におけるカステラニスモと過剰訂正
第10章 7つのカンティーガス