出版社内容情報
詩人、批評家の林浩平は2007年に『裸形の言ノ葉-吉増剛造を読む』を発表、吉増の自伝の聞き手をつとめた。今回新たに書き下ろした吉増剛造論を中心に往復書簡、対話などをまとめ、写真、映像、パフォーマンスと多様に活躍する最も重要な詩人の「現在」を示す。
内容説明
「詩」が溢れる身体!『我が詩的自伝』『詩とは何か』で聞き手をつとめた詩人・批評家が「吉増剛造とは何か?」を探求する。
目次
1 全身詩人 吉増剛造(多重露光写真のポエジー;gozoCin´eの表現革命 ほか)
2 吉増剛造×林浩平往復書簡「シノテンランカイへ」(「詩を彫刻態に、…」;「“いまこのときに”」 ほか)
3 対談・座談会(「秘密の手紙」吉増剛造との対談;舞踏の身体と“声”―笠井叡、吉増剛造、林浩平;「堕ちる星」、廃星というイメージ―建畠晢、郷原佳以、林浩平)
4 エッセイ(「石狩シーツ」の舞台を旅する;ベケット、ツェラン、吉増剛造;吉増剛造出演のふたつの映画、『眩暈 VERTIGO』と『背 吉増剛造×空間現代』)
著者等紹介
林浩平[ハヤシコウヘイ]
1954年和歌山生まれ。詩人、文芸評論家、日本文学研究。現代詩、文学、美術、ダンス、ロックを論じ、ロックに関する著書もある。東京大学法学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。卒業後7年間NHKでディレクターとして勤務。現在も時折、NHKや放送大学などで企画制作を行う。NHK「ナイトジャーナル」キャスター(1993年4月~1994年3月)。恵泉女学園大学にて10年間特任教授をつとめ、現在、早稲田大学法学部、跡見学園女子大学、名古屋芸術大学で非常勤講師。四季派学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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