論創ノンフィクション<br> ヒロポンと特攻―太平洋戦争の日本軍

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論創ノンフィクション
ヒロポンと特攻―太平洋戦争の日本軍

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  • サイズ 46判/ページ数 360p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784846022310
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

出版社内容情報

私の街から戦争が見えた! 戦中の大阪・茨木市で、女学生が覚醒剤入りチョコレートを包んでいたことが明らかに。それを契機に、筆者は「ヒロポン」と「特攻」に関する証言や資料を集め、近現代史の暗部に斬り込んでいく歴史スクープ。

内容説明

私の街から戦争が見えた!戦中の大阪・茨木市で、女学生が覚醒剤入りチョコレートを包んでいたことが、ある女性の証言で明らかになった。それを契機に、筆者は「ヒロポン」と「特攻」に関する証言や資料を集める。調査を進める中で、特攻兵にヒロポンを打ったと証言する医師と出会う。反戦平和への筆者の意志が、近現代史の暗部に斬り込んでいく。

目次

1章 女学生が包んだ覚醒剤入りチョコレート
2章 学校と生徒を根こそぎ利用した日本軍
3章 覚醒剤入りチョコレートはなぜ作られたのか
4章 ヒロポンと特攻
5章 特攻とは
6章 軍医・蒲原宏が見た特攻兵と特攻基地
7章 生きていてはならなかった特攻兵
8章 特攻を命じた上官と特攻を拒否した指揮官
9章 特攻兵を見送った人々
10章 特攻を可能にした軍国主義教育
11章 特攻とどう向き合うのか
12章 戦争責任について考える
13章 日本はなぜ無謀な戦争・愚かな作戦に突き進んだのか
14章 二度と戦争をしないために

著者等紹介

相可文代[オオカフミヨ]
1950年、三重県生まれ。元大阪府中学校社会科教員。退職後は教科書問題に取り組む。2021年、『「ヒロポン」と「特攻」女学生が包んだ「覚醒剤入りチョコレート」梅田和子さんの戦争体験からの考察』を自費出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

105
これから飛び立つ特攻隊員にヒロポン入りの菊の御紋がついたチョコレートを食べさせたりヒロポンを射っていたという事実。そのチョコレート製造を知る旧制女学校生徒、そして実際にヒロポン注射をしていた元軍医が証言する。後半は特攻についての話。志願ではなく、それを断れない状況。死後は「軍神」となるが生還したものは…。戦果ではなく玉砕が目的となっていった。彼らは天皇陛下万歳ではなく母あるいは妻子の名を呼び最期を迎えただろう。戦後美談に祭り上げられた特攻隊の真実。未来あった彼らの純粋な気持ちを思うと苦しい。2024/08/10

fwhd8325

73
特攻隊員に、ヒロポン入りのチョコレートが配られていたことは以前から知っていましたが、このチョコレートは、どこが作ったのか。そして、その会社は今でも存在しているのだろうか。気になっていたことが解消しました。それよりもやはり特攻は非人道的な行為だったと思います。誰が、どういう思考でこんな作戦を立てたのか、その神経を疑うばかりです。死ぬために戦地へ行かなければならない。それが戦争というものなのだ。だから戦争なんて無意味でしかない。2024/08/14

たまきら

46
執念の調査成果だ。アメリカをはじめ各国の兵士が薬と麻薬の治験にさらされていることは知られている。Serving for a country(お国のために尽くす)がまた違う意味を持つことがよくわかる。無垢でいられない世界は悲しいが、権力を持つ者たちは無知な者を徹底的に利用する。全て疑ってかかっていたってだまされてしまうことがあるのだから知識武装しないといけない。私は日本を愛している。素晴らしい文化と歴史を持つおおらかな国だと思う。だからこそ、愛国を謳い意のままにさせようとする人々を軽蔑する。2024/04/27

kawa

41
特攻兵にヒロポン(覚醒剤・当時は違法ではないよう)を興奮剤として使用は既知。本書前半は、その実態を特攻兵・医者・勤労動員者によって明らかにする貴重なレポート。ナチス・ドイツやイギリス空軍でも使用、ヒトラーが常用者だったことにはびっくり。後半は当時の特攻の強制性について、推進者や雰囲気に流される上級幹部の姿勢を戦後の態度を含めて批判。終盤の特攻兵の行動を賛美する風潮や、一般日本人の戦争責任を「勇気の欠如と自己欺瞞」があったと圧巻の批判。著者意見に全面的賛成ではないけれど大いに考えさせられる意味で良書。2024/01/05

マホカンタ

28
『未明の砦』の中で、登場人物の1人が読んでいたので、図書館で借りてみた。だけど、ちょっと作者の思想が透けて見えて、ノンフィクションならフラットな視点に徹して欲しかった。元々、自費出版だった作品だから仕方がないのかもしれませんが、そこが私には合いませんでした。2024/08/04

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