出版社内容情報
中島かずき[ナカシマカズキ]
著・文・その他
内容説明
17世紀初め。女海賊・アンヌが天下の大泥棒・石川五右衛門たちの協力を得て王国の混乱を収め、国王となって10数年が過ぎた頃、周辺諸国の征圧を目論むソルバニアノッソ王国マリア女王の魔の手が迫る。国と民を護るため、アンヌは五右衛門とともに再び立ち上がる!
著者等紹介
中島かずき[ナカシマカズキ]
1959年、福岡県生まれ。舞台の脚本を中心に活動。85年4月『炎のハイパーステップ』より座付作家として「劇団☆新感線」に参加。以来、『髑髏城の七人』『阿修羅城の瞳』『朧の森に棲む鬼』など、“いのうえ歌舞伎”と呼ばれる物語性を重視した脚本を多く生み出す。『アテルイ』で2002年朝日舞台芸術賞・秋元松代賞と第47回岸田國士戯曲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
18
【所蔵】舞台って聴覚障害者には一番縁遠いものだと思うんだけど、ライブビューイングのチケットをゲット出来たので、観劇の前に予習しておこうと読んでみた。凄く面白い!一緒に購入したパンフレットと並べながら読んで、こういうビジュアルかなって想像し易かったし、どんな風に演じられるんだろうってとても楽しみになった。本当は生で観てみたかったけど、チケットが全公演一瞬で売り切れていくのを目の当たりにしたので笑、ライビュでも行けるだけ嬉しい。2022/11/23
やまねっと
12
面白かった。あとがきに難産だったと書いてあるが、苦労した分だけ本に面白さが加味されている。 テンポが良い本なので、実際の上演もスピーディな芝居だったのだろう。戯曲なので殺陣がどうだったかとか音楽がどうだったかはわからないが、戯曲として面白いですこれ。 あと、実際に観に行きたかった。新感線の舞台はすごく高いから年一回見れたら良い方だが。他にも劇シネとかやってると思うけど、そこには個人的に触手が動かないんだよね。 後何年新感線が続くかわからないが、そこに中島かずきの脚本がずっと上演されることを祈る。2023/09/21