出版社内容情報
消費文化が絶頂期を迎えた20世紀半ばのアメリカ。そこには眩しいほど快適な生活環境があった。日米の20世紀を展望し、両国で見た生活の違いを追いながら、豊かな消費生活への傾倒の過程とその功罪を描いていく。
内容説明
消費文化が絶頂期を迎えた20世紀半ばのアメリカ。そこには家電製品や車など便利な商品が巷に溢れ、眩しいほど快適な生活環境があった。やがて日本でもそれを追うように「三種の神器」やスーパーマーケットが誕生する。本書では著者の体験をもとに、日米社会での豊かな消費生活への傾倒の過程とその功罪を描いていく。
目次
海路を行く旅―軍拡・軍縮に揺れた時代
記憶で辿る戦前のアメリカ
光と影の戦間期―水面下で燻る移民問題と忍び寄る大戦―二〇年代から三〇年代
遠のくアメリカ―戦時下、敵国からの帰国子女
戦後日本になだれ込んだアメリカ文化
世界に開かれる日本、繁栄に影さすアメリカ社会
空路往く二度目のアメリカ
豊かな国で豊かさを享受する人々
帰国してみれば
胎動する変革の波、混迷する社会―六〇年代から七〇年代
ロードマップで読むアメリカ―四〇日間一周の旅
変貌するアメリカ―世紀末に向けて
エピローグ 新しい世紀を迎えて
著者等紹介
青木怜子[アオキレイコ]
聖心女子大学名誉教授。1935年、神奈川県生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒、ジョージタウン大学院史学部修士課程修了。聖心女子大学文学部教授などを経て、同大学名誉教授。第47・48回国連総会日本政府代表代理。国際大学女性連盟(IFUW)元会長。大学女性協会元会長。国連NGO国内女性委員会元委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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