出版社内容情報
ピノレン酸とスパンの大発見史
広島での原爆体験から終始〈健康問題〉に関心を寄せた著者は、松の種子の実から〈オイル〉、その殻から〈エキス〉を抽出し、抗ウイルス・抗ガン・抗アレルギー作用を実証する!
内容説明
ピノレン酸とスパンの大発見史。広島での原爆体験から終始“健康問題”に関心を寄せた著者は、松の種子の実から“オイル”、その殻から“エキス”を抽出し、抗ウイルス・抗ガン・抗アレルギー作用を実証する!
目次
第1章 被爆体験と運命の出会い(エイズやガンに人間は勝つことができるか?;一九四五年八月六日、広島に原爆が落とされた日 ほか)
第2章 「松の種子オイル」誕生(搾油装置の発明;水虫退治!ピノレン酸の発見 ほか)
第3章 驚異の発見!松の種子エキス「SPN」の正体(「SPN」に難病への有効成分を発見!;「SPN」の効力1 免疫力活性作用 ほか)
第4章 「SPN」がエイズを撲滅する日はくるか?(エイズに関する五葉松のSPNの可能性;HIV感染者との出会い ほか)
第5章 私の思い出―知恵と努力で人との交流の中で生きてきた(鍼灸師から菓子業者に転身;人間万事、塞翁が馬)
著者等紹介
吉原將純[ヨシハラマサズミ]
1932(昭和7)年生まれ。父親が海運業を営んでいた関係で、幼少期を釜山で過ごす。1945(昭和20)年5月、強制疎開で広島に移り、8月6日、広島に落とされた原子爆弾に被爆するが一命はとりとめる。1947(昭和22)年、鍼灸治療師免許を取得し、独立後、1957(昭和32)年に広島にて菓子問屋、吉原屋商店開業。1969(昭和44)年より「松の種子」の研究を始め、1982(昭和57)年、松の種子の販売を専門とする(有)三松を設立。「硬質種子殻割り装置」、「松の種子から生理活動物質を抽出する方法」、「松の種子を原料とする食用油の搾油法」、「抗エイズウイルス剤」などで数々の国内・国際特許を取得する。1993(平成5)年、「松の種子技術開発研究会」を設立。1995(平成7)年、名古屋に「(有)三晶」移転。2000(平成12)年、「日本三晶製薬(株)」と改称。原爆の後遺症、侵された癌と闘いながら、人々の健康のために「松の種子」の研究・開発に生涯を捧げた。被爆から62年目の夏、2007(平成19)年8月25日、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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