出版社内容情報
ホセ・デ・カダルソ『ソラーヤ、あるいはチェルケス人たち』ほか、前著『エフィメラル――スペイン新古典悲劇の研究』(2020)で論じた一八世紀スペインを代表する悲劇五作品の全訳を収録。理性と情熱が相剋する、スペイン新古典悲劇の精華。
内容説明
前著『エフィメラル―スペイン新古典悲劇の研究』(2020)で論じた一八世紀スペインを代表する悲劇五作品を収録。理性と情熱が相剋する、スペイン新古典悲劇の精華。
著者等紹介
富田広樹[トミタヒロキ]
1978年、北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。北九州市立大学文学部准教授。専門は18世紀スペイン文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nightowl
1
日本の武士道を西洋の騎士道に置き換えるとこんな感じなのかも。敵と通ずる者に許嫁は絶対に渡さない「ペラーヨ」、敵国の息子と恋をした娘が彼を連れてきたことから男所帯は大騒ぎ「ソラーヤ、あるいはチェレケス人たち」、要塞を明け渡すくらいなら人質として殺されてもいい男とその父親vs救おうとする男の妻と母「グスマン・エル・ブエノ」など国同士の対立が連日報道される情勢下で読むと頑固さが理解出来てしまうのが辛い。グスマン~のギリシア悲劇ぶりが個人的ベスト。ただ、"あるじよ......"と"弥増す"の多用はかなり気になる。2022/05/22
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