内容説明
ある日突然、雑誌連載の打ち切りを告げられる小説家・六本木実。最後の勝負をかけた長編小説の執筆にとりかかるが…。そして、小説の登場人物たちの「オアシス」を探す旅に、六本木自身も迷い込んでいく。(『ピルグリム21世紀版』)。Twitter「#自殺」をキーワードに出会った四人。終わらせたい男たちと、始めるために嘘をついて女性と、終わってしまった男。やがて、男の一人は自殺そっちのけで自分の使命に目覚める。それは「自粛警察」と戦うという妄想だった(『ハルシオン・デイズ2020パンデミック・バージョン』)。
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
作家・演出家愛媛県生まれ。早稲田大学法学部出身。1981年に劇団「第三舞台」を結成し、以降、数多くの作・演出を手がける。これまで紀伊國屋演劇賞、岸田國士戯曲賞、読売文学賞など受賞。また、自身のプロデュース公演や若手俳優を集めた「虚構の劇団」の旗揚げ・主宰も行う。舞台公演の他には、エッセイスト、小説家、テレビ番組司会、ラジオ・パーソナリティ、映画監督など幅広く活動。また、俳優育成のためのワークショップや講義も精力的に行うほか、表現、演技、演出などに関する書籍を多数発表している。桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授。昭和音楽大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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