内容説明
いくら長生きをしても、病気をしたり呆けたりしてはつまりません。認知症・高血圧・難聴…アラハチ(80歳前後)ならではの病気とつきあう方法を、『70歳からの健康法』の入江医師とともにじっくり考えます。
目次
難聴物語―その悲劇と喜劇(老人性難聴という病気;難聴手術の顛末)
高血圧は不思議(高血圧の種類と治療法;「高血圧性脳症」という爆弾)
認知症は予防できるか(認知症はどんな病気?;認知症の予防法)
アラハチを生きる(ハト胸・出っ尻・アゴ引いて―ある姿勢考;回虫症の思い出;ジンマシンの怪;飢餓体験という財産)
アラハチ―終の棲家は?(『老後破産』を読んで―日本全国が姥捨て山?;母のウツ病は、施設で完治;富む人もそうでない人も安心して暮らせる施設を―「日系アメリカ人高齢者施設の必要度に関する調査」を読んで)
著者等紹介
入江健二[イリエケンジ]
1940年東京世田谷生まれ。4歳で奈良へ疎開。生家は東京大空襲で焼失。戦後、池袋・新宿の焼け跡で育つ。東大医学部時代、ボート部所属。66年医学部卒業時より当時の「青年医師連合」運動にかかわり、東大病院支部長を務める(67年国家試験ボイコット戦術により、有名無実の医師修練制度だったインターン制度を廃止へ追い込む)。68年より都立大久保病院外科勤務。69年には、総評傘下の都職労病院支部大久保病院分会書記長に。が、美濃部「革新」都政下御用組合化した都職労の方針に反する運動を展開し、2か月の停職処分を受け、分会を追われる。71年渡米し、UCLAでがん研究5年。更に医師としての再研修5年の後、81年ロスアンゼルス・リトル東京で開業。73年、リトル東京の草の根団体「日系福祉権擁護会」の中に主に日系一世・二世を対象とする「健康相談室」を開設、現在は三世、新一世(戦後渡米者)が主な対象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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