内容説明
女性弁護士として45年の経験から到達した戦後司法史の女性版はこれだ!女性任官差別、女性修習生への差別発言は戦後司法の汚点。女性の権利拡張の動きに司法界は沈黙=司法界の失われた30年。セクハラ・DV・性暴力とジェンダーの関係は?21世紀の司法は、女性活躍社会の担保となるのだろうか?女性法曹の活躍に期待する!
目次
「戦後司法と女性」の関係を巡って
第1部 戦後司法と女性(女性差別発言の背景を探る;女性のための法整備と司法界失われた三〇年;女性労働事件に見る裁判所の考え方;セクハラ裁判にみられる裁判官の意識;DV防止法の成立と裁判官のジェンダー意識 ほか)
第2部 女性と二一世紀の司法(司法改革から抜け落ちたジェンダーの視点;家庭裁判所の改革はできたか?;性暴力犯罪を裁判官はどう裁くか;最高裁判所の違憲立法審査権と女性の権利;女性活躍・少子化対策・生殖革命 ほか)
第3部 私と司法(男社会を女性弁護士として生きて)
著者等紹介
中村久瑠美[ナカムラクルミ]
東京生まれ。弁護士。東京大学卒業。東京大学大学院修士課程修了。一子を抱える主婦だったが、離婚を機に子育てをしながら司法試験を目指して合格。アメリカ留学を経て独立。1981年に中村久瑠美法律事務所を開設、2017年、Nakanaka Partners法律事務所と改名し現在に至る。東京家裁調停委員、厚生労働省援護審査会委員、経済産業省中小企業審議会委員、成蹊大学法科大学院講師(家族関係法担当)などを歴任。男女共同参画推進連携会議議員、日本家族法学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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