内容説明
毎日が読書日和の“古本随筆の名手”が、「本編」の後に「追記」と「付記」を重ねてつづるおなじみの古本体験記。人と本、本と人とが縦横無尽に交差するエピソード満載!
目次
由起しげ子『本の話』他二篇を読む―円地文子の短篇とともに
南天堂喫茶部が出てくる小説を読む―神戸雄一『番人』より
埴谷雄高『酒と戦後派』をめぐって―菊池信義を追った映画とともに
坂本一亀の評伝(田邊園子著)を読む―戦後派作家とタイトル
吉行淳之介の編集者時代―借用したタイトル他
タイトル談義あれこれ―『タイトル読本』余話として
人文書院出身の編集者たち―樋口至宏、落合祥堯、松井純氏他
ある編集者の仕事のこと―遅ればせの追悼・青土社、津田新吾氏
牟田都子『校正者の日記』を読む―十七時退勤社の本とともに
意外な誤植のある古本を見つける―久坂葉子の遺稿作品集と中谷孝雄の小説から
神戸の歌人、犬飼武ふたたび―『小徑集』を読む
マルチな芸術家、大町糺ふたたび―その図録と句集を見つける
浅野詠子『彫刻家浅野孟府の時代―1900‐1948』を読む
知られざる大阪のデザイナー、森脇高行との出会い―『だいまる』表紙デザインを中心に
著者等紹介
高橋輝次[タカハシテルツグ]
編集者、文筆家。1946年三重県伊勢市に生まれ、神戸で育つ。大阪外国語大学英語科卒業後、一年間協和銀行勤務。1969年に創元社に入社するも、1992年には病気のために退社し、フリーの編集者となる。古本についての編著をなす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 和書
- 人情馬鹿物語 〈続〉