内容説明
明治初期の災害法令、火災法令の総体を示す。「治水条目」から「官林規則」まで、近代日本における治山と治水の出発点を細密に記す。明治三年、明治四年の災害法令・火災法令の注解、32件。
目次
注解(「兵部省消防人足法被並勘合印鑑ヲ諸御門ニ通知ス」(明治三庚午年一一月一二日、第八二三)
「武庫司消防人足法被並勘合印鑑ヲ諸御門ニ通知ス」(明治三庚午年一一月一二日、第八二四)
「造兵局消防人足法被並勘合印鑑ヲ諸御門ニ通知ス」(明治三庚午年一一月一二日、第八二五)
「府藩県交渉訴訟准判規程」(明治三庚午年一一月二八日、第八七八)
「新津綱領」(明治三庚午年一二月二〇日、第九四四) ほか)
小括(第二巻の主要な論点;一八七一年一月から八月にかけての時期の災害対策法令―当期法令の分野ごとのまとめ)
著者等紹介
井上洋[イノウエヒロシ]
1957年栃木県生まれ(塩谷郡氏家町)。1985年名古屋大学大学院法学研究科(政治学専攻)単位取得満期退学。群馬大学講師、同助教授、名古屋学院大学助教授を経て、南山大学教授。専攻:災害対策法制研究。行政史(日本、イギリス)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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