内容説明
世界初公開の写真でよみがえる20世紀前半のモンゴル!
目次
第1部 今は無きモンゴル一端
第2部 遊牧生活・家畜
第3部 男女の服装と女性の頭飾り
第4部 徳王と草原の人々
第5部 仏教信仰の実相
第6部 宣教師たちの足跡
著者等紹介
都馬バイカル[トババイカル]
1963年、中国内モンゴル自治区シリンゴル盟正藍旗生まれ。1990年、内モンゴル師範大学大学院修了。モンゴル史専攻。1991年、来日。2000年、東洋大学大学院博士後期課程修了。インド哲学・仏教学専攻。文学博士。2001年、新潟産業大学、2008年から桜美林大学准教授。日本モンゴル学会理事、教育史学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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電羊齋
6
20世紀前半期にモンゴル(主に南モンゴル(現在の中国内モンゴル自治区))で活動したスウェーデン宣教師が写したモンゴル人の習俗・衣食住に関する写真を豊富に収録。また徳王と徳王政権に関する写真も多い。20世紀前半期のモンゴルについて視覚的に知ることができ、非常に興味深く読めた。モンゴルに関心のある方なら買って損はないと思う。良書。2021/04/06
しんい
4
1900年代前半のモンゴルで、スウェーデン人宣教師たちが滞在した状況を紹介した写真集。キリスト教の布教では医療の提供がひとつのフックになった。30年代に入ると、日本軍の圧力が強くなって、撤退となったようだ。2021/04/18
samandabadra
2
100年前ごろ、モンゴルに宣教にやってきたスウェーデンの方々が残した写真が500枚以上使われた一冊。そのころの風俗を残した貴重なものが多く紹介されている。20世紀初めのモンゴルにおける宣教活動は、モンゴルに関わる「小さな歴史」かもしれないが、このような形で残されることは非常に貴重。 2025/04/08