内容説明
シェイクスピアに続き、世界でもっとも上演される近代劇の父、ヘンリック・イプセン。女性解放を促した不朽の名作に詳細な注釈を付す。
著者等紹介
毛利三彌[モウリミツヤ]
成城大学名誉教授(演劇学)。文学博士、ノルウェー学士院会員、元日本演劇学会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nightowl
2
緩やかに不穏な空気が流れてゆくのが岩波文庫版翻訳だとすれば、こちらは絶えずせっつかれているような息苦しさを感じる。ノーラ×クログスタや夫婦間の盛り上がりがクライマックスになる場面の緊迫感は断然当翻訳を選ぶ。2021/05/30
takashi
0
ノーラの夫は、結局は自分が第一でプライドが高い人。‥私といっしょです。ノーラと別れて正解です。ノーラももちろん別れて正解!2021/12/29
むりかもまるがお
0
注釈が多かった。ずいぶん昔のお話で、背景などがあまりわからなかったけど。ノルウェーの、150年近く前の。2021/11/22
悸村成一
0
読了79冊め。図書館本。ノルウェー語(解し能わず)を交えた訳注が嬉しい。もちろん昔或る文庫版で読んだ事がある。2021/10/01