内容説明
白寿を迎えた日本推理小説文壇の最長老飛鳥高の探偵小説セレクション第五弾!若き日の秀作と円熟期の傑作を選出し、知られざる創作活動の全体像を俯瞰する。巻末には江戸川乱歩や大下字陀児らとの思い出を綴った書下ろしエッセイを収録。
著者等紹介
飛鳥高[アスカタカシ]
1921年、山口県生まれ。本名・烏田専右(からすだ・せんすけ)。東京帝国大学工業学部卒業。工学博士。1946年、『宝石』の懸賞探偵小説に「犯罪の場」を投じて入選、翌年、同誌で作家デビュー。短編と並行して「死を運ぶトラック」(59)や「死にぞこない」(60)などの書下ろし長編を精力的に発表、62年に長編「細い赤い糸」で第15回日本探偵作家クラブ賞を受賞する。75年にコンクリート工学の研究で日本建築学会賞受賞後、本業多忙のため短編「とられた鏡」(76)を最後に断筆状態が続いたが、1990年、旧友が出版社を立ち上げた記念に長編「青いリボンの誘惑」を書き下ろし、久々に新作を発表した。2001年、日本推理作家協会名誉会員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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