内容説明
退役軍人会の葬儀に集まった参列者の目前で突如倒れた老婆。死因は心臓発作だったが、背中から銃痕が発見された。誰が老婆を殺したのか?州検事局刑事ジム・オニールが事件に挑む!
著者等紹介
ディズニー,ドリス・マイルズ[ディズニー,ドリスマイルズ] [Disney,Doris Miles]
アメリカ、コネティカット州、グラストンベリー生まれ。グラストンベリーの学校を卒業後、保険会社などで働く。1943年、A Compound for Deathで作家としてデビュー
友田葉子[トモダヨウコ]
非常勤講師として英語教育に携わりながら、2001年、『指先にふれた罪』(DHC)で出版翻訳家としてデビュー。その後も多彩な分野の翻訳を手がけ、多数の訳書・共訳書がある。津田塾大学英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukision
55
葬儀参列中の老婆が弔銃の空砲直後に倒れ,心臓発作と診断されたのちに背中に銃痕が見つかる。捜査に当たった刑事が足を骨折したことにより文字通りの安楽椅子探偵に。ストーリーとしては興味深いものの,登場人物が多い上に名前が覚えにくく,更に家系図が内容と違っていて混乱したこともあり,読むのにもたついた。2022/07/20
飛鳥栄司@がんサバイバー
20
作品自体は非常に地味だが、「退役軍人の葬儀中に突如倒れた参加者の老婆。死因は心臓発作だったが背中から銃で撃たれたあとが発見される。魅力的な謎が提供され、老婆を取り巻く一族に容疑者は絞られていき、関係者への取り調べで徐々に浮き彫りになっていく動機。すでに亡くなっている老婆の旦那の死因も怪しくなってきて、緊張感が高まっていく 」といった、ストーリーテリングが地味な印象をかき消す出来栄え。序盤で探偵役が足を怪我して、図らずも安楽椅子探偵の状況ができたことで、警察小説の色合いよりも本格ミステリ色が濃くなっている。2019/07/31
チェス
2
ミステリとしてはともかく、主人公のムスメちゃんが可愛い❤️ほのぼの!2023/08/31
Shigeo Torii
2
WW2後の作品。現代の感覚からすれば、モッタリ、、。 そんな簡単に殺人(銃殺)できるのだろうか? その他、色々突っ込めそうだけど。 当時は、それで十分だったのかな!?2019/09/24
-
- 和書
- 粟田口の狂女 講談社文庫