内容説明
明治44(1911)年正月、幸徳秋水・大石誠之助ら十二人は「大逆罪」の名の下に死刑を執行される。著者は、佐藤春夫・与謝野鉄幹・山県有朋らを軸にして、「事件」の再構成を試みる!
目次
第1章 『田園の憂鬱』への道程
第2章 創造された「大逆事件」
第3章 異国で「大逆」―閔妃暗殺事件
第4章 山県における権力の用法
第5章 秀吉に擬した築邸三昧
第6章 大正という世相の下で…
終章 明治一五〇年から顧みる同一〇〇年
著者等紹介
木村勲[キムライサオ]
近代文芸研究者。1943年、静岡県沼津市生出身。一橋大学社会学部卒、同大学院社会学研究科修士課程修了。朝日新聞学芸部記者を経て神戸松蔭女子学院大学教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。