出版社内容情報
"本書はジョン・ロールズの名著「正義論」（1971）の解説書である。
主に政治や経済の分野で議論されてきた「…"本書はジョン・ロールズの名著「正義論」（1971）の解説書である。
主に政治や経済の分野で議論されてきた「正義論」を哲学書として読み解く。
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まえがき ロールズ正義論入門
森田浩之［モリタ ヒロユキ］
著・文・その他
内容説明
１９９６年から２００５年までロンドンに留学し、ロールズの「正義論」を学んだ著者が、幾多のエピソードを交えつつ、従来政治学や経済学の分野で議論されてきた「正義論」を哲学の視点で解読する。
目次
第１章 平等な自由（「自由」の定義；「正しいこと」を選ぶ能力；社会的基本財）
第２章 機会の平等と格差（「平等」の意味；公平な機会の平等；格差原理；格差原理の位置づけ）
第３章 正当化のための条件（オリジナル・ポジション；人間の「合理性」；公平な決定の手続き；失点を小さくする選択）
第４章 正義を実現する制度（『正義論』との出会い；正義にかなった制度の四段階；憲法の意義；正義にかなった経済制度）
第５章 秩序ある社会の安定性（正義の感覚が支える社会；道徳心発達の三段階；「正しい」と「善い」の合致；卓越した正義の感覚）
著者等紹介
森田浩之［モリタヒロユキ］
東日本国際大学客員教授。１９６６年生まれ。１９９１年、慶應義塾大学文学部卒業。１９９６年、同法学研究科政治学専攻博士課程単位取得。１９９６年～１９９８年、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン哲学部留学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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うえ
7
「もし自分の宗教を信じない他者が人間でないならば、信者はその他者たちを殺していい、ということになりかねない。実際にこういう発想で歴史上、たくさんの血が流されてきた。こういう事態を解決するためには、思想上で「人間は平等」という見方を、人びとの心に植えつけなければならなかった。…三百年前の西洋における平等とは、全員がお互いを人間として認め合うことだから、最優先の自由は信教の自由となる。…だれがどんな神を信じようと、それはその人の自由であり、他人が干渉してはならない。ロールズの出発点はここにある。」2020/10/01
ジョン
0
『正義論』を読む前にと思いチョイス。割と平易な文体で読みやすい。2022/08/25
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- 和書
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