内容説明
和やかな夕食会のさなか、同じ敷地で難事件発生!不可解な連続怪死事件に隠された驚愕の真実とは…民間人となった往年の名刑事アプルビイが再び犯罪捜査に乗り出す。
著者等紹介
イネス,マイケル[イネス,マイケル] [Innes,Michael]
1906‐1994。本名ジョン・イネス・マッキントッシュ・スチュワート。スコットランド、エディンバラ生まれ。オックスフォード大学を卒業後、英国のリーズ大学で講師として英文学を教え、オーストラリアのアデレード大学に赴任後は英文学教授として教鞭を執った。1936年、「学長の死」で作家デビュー。46年にオーストラリアより帰国し、クイーンズ大学やオックスフォード大学で教授職を歴任した
井伊順彦[イイノブヒコ]
早稲田大学大学院博士前期課程(英文学専攻)修了。英文学者。トマス・ハーディ協会、ジョウゼフ・コンラッド協会、バーバラ・ピム協会の各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本木英朗
22
英国の本格ミステリ作家のひとりであるマイケル・イネスの長編のひとつだ。和やかな夕食会のさなか、同じ敷地で難事件発生! 不可解な連続怪死事件に隠された驚愕の真実とは……。民間人となった往年の名刑事アプルビイが再び犯罪捜査に乗り出す!という話だ。なるほど、そう来たか。俺は全く分からなかったよ。とにかく読もう、それしかないってば。さすがアプルビイ、そしてイネスである。またいつか読もうと思う。2021/05/22
飛鳥栄司@がんサバイバー
21
長崎出版から出ていたころからの再読。アプルビィが警察を退官し民間人になって巻き込まれる事件。地元名士の家の敷地内で発見されてる身元不明の死体と、名士の甥が同じく敷地内の池に車ごと転落して死亡したのは、事件なのか事故なのか。アプルビィが警察を辞めたことで、捜査に対する積極性が薄れる分、事件性を排除したがることで、怪事件とアプルビィの距離感が縮まらないもどかしさが、読者の心をくすぐる。イネスであることから全体を通して決して読みやすくはないが、アプルビィ夫妻のウィットに富んだ会話は、読みどころの一つ。2019/01/12
mercury
3
ずっと読みたいと思っていたが、縁がなくてやっと読了。引退したもと警視総監がなにかと捜査に首をつっこんで来るようだと地元警察はなにかとやりにくいだろうなと同情した。変な人がたくさん出てくる。2019/01/22
timeturner
2
イネスらしい教養とおふざけを散りばめたシンプルなミステリー、のはずなんだけど、ペダンチックな部分であちこち引っかかって読みにくかった。アプルビイの年寄り臭い口のきき方にも違和感。久しぶりに日本語で読んだせいかな。前からこうだった?2023/01/17
チェス
1
私にはちょっと読みにくかった。2023/10/30
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