内容説明
アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトも愛読した作家M・D・ポーストによる短編集が遂に完訳!パリ警視総監ムッシュウ・ジョンケルがアメリカ、フランス、イギリスを舞台に謎に挑む!プロットの巧みさとサプライズ・エンディング!
著者等紹介
ポースト,メルヴィル・デイヴィスン[ポースト,メルヴィルデイヴィスン] [Post,Melville Davisson]
1869‐1930。アメリカ、ウェストヴァージニア州、ハリスン郡生まれ。ウェストヴァージニア大学卒。弁護士として務め、1896年『ランドルフ・メイスンと7つの罪』で作家デビュー
熊木信太郎[クマキシンタロウ]
北海道大学経済学部卒業。都市銀行、出版社勤務を経て、現在は翻訳者。出版業にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫の煙
5
何の予備知識もなく読み始めた短編集。翻訳ものは刊行年が分かりにくいが、著者は1869年生まれの人だった。夏目漱石と同年代。パリ警視総監であるジョンケル氏が、巧妙な駆け引きの後、最後の最後に真相を突きつけるパターンが多い。19世紀ヨーロッパが舞台で、登場人物は貴族階級である。2019/07/14
tokyo-zodiac
2
「大暗号」三人の従者を従え、ジャングルに分け入った探検家のジョヴァンヌは、七つのエメラルドを発見したが、それを持ち帰ることなく、ジャングルで命を落とす。その経緯はただ一人生き残った従者が持ち帰ったジョヴァンヌの日誌に綴られていたが、その中身は彼が狂気に犯されていたとしか思えない内容だった。最初は夜のテント内で、得体の知れない何者かに顔を探られたというものだったが、後日の日誌では身体が赤く、手足が細くて、やたらと頭の大きい生物がテントの入り口に立つのを見たとある。だが彼以外そんなものを見た者は誰もおらず…2018/07/13
海さん
1
初めはとっつきにくくて、文章もまわりくどく感じたけど、途中には慣れてハイペースで読み進んだ。最後の一文が効いてる!「霧のなかにて」が一番好き。2020/01/13
ロンリーランナー
1
かなり昔のミステリー。時代的なものなのか、訳によるものなのかかなり読みにくかった。2019/08/26
ヨッシー
1
新刊22冊目2018/06/30