内容説明
古典サンスクリットによって記された壮大な叙事詩『マハーバーラタ』の文学作品としての価値や意味とは―。インド古典文学の重要作品の文学性を、従来ほとんど顧みられることのなかった第13巻の研究と付篇によって明らかにする。
目次
第1章 『マハーバーラタ』第13巻「教説の巻」の研究
第2章 『マハーバーラタ』第13巻第1章「蛇に咬まれた子供」の研究
第3章 『マハーバーラタ』第13巻第5章「鸚鵡と森の王」の研究
第4章 『マハーバーラタ』第13巻第50章・第51章「チャヴァナ仙と魚達」の研究
第5章 『マハーバーラタ』第13巻第93章「七仙人の名乗り」の研究
第6章 『マハーバーラタ』第13巻第102章「ガウタマ仙の象」の研究
著者等紹介
中村史[ナカムラフミ]
1963年9月京都市に生まれる。1986年3月立命館大学文学部文学科(日本文学専攻)卒業。1994年3月立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程(日本文学専攻)修了。2015年3月北海道大学大学院文学研究科博士後期課程(宗教学インド哲学講座)修了。1995年4月小樽商科大学商学部助教授(2005年9月まで)。1999年3月文部省在外研究員(若手枠)(2000年3月まで)。オックスフォード大学オリエンタルインスティテュート・アカデミックヴィジター(Academic Visitor,Oriental Institute,The University of Oxford)(2001年3月まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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