内容説明
1967年~86年にわたる思想に関する「質疑応答」の集成。「現代とマルクス」、「幻想論の根柢―言葉という思想」、「ポーランド問題とは何か」講演後、他の全11篇を収める。
目次
1(現代とマルクス 一九六七年十月十二日―中央大学学生会館常任委員会主催による講演後;ナショナリズム―国家論(原題・「国家論No.2―ナショナリズム」) 一九六七年十月二十一日―早大独立左翼集団主催による講演後
人間にとって思想とは何か―『言語にとって美とはなにか』および『共同幻想論』にふれて 一九六七年十一月二十一日―国学院大学文芸部・国学院大学文化団体連合会共催による講演後
幻想としての国家 一九六七年十一月二十六日―関西大学学生図書委員会主催による講演後
国家・共同体の原理的位相 一九七一年十二月十九日―名古屋ウニタ書店主催による講演後 ほか)
2(竹内好の生涯(原題・竹内好について) 一九七七年十月一日―山口県有志(山口県内吉本さんを呼ぶ会)主催による講演後
“アジア的”ということ 一九七九年七月十五日―北九州市小倉・金榮堂主催による講演後
アジア的ということ5(原題・“アジア的ということ”―そして日本) 一九八一年七月四日―北九州市小倉・金榮堂主催による講演後
ポーランド問題とは何か―「連帯」の社会主義構想(原題・ポーランドへの寄与) 一九八二年十一月五日―岩手大学新聞社主催による講演後
共同幻想の時間と空間―柳田国男の周辺 一九八六年六月八日―「吉本隆明を読む会」主催による講演後)
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年11月25日、東京・月島に生まれる。父祖の地は九州・天草。40年頃より詩作を始める。42年、山形・米沢高等工業学校に入学。43年東京工業大学電気化学科に入学。勤労動員中の富山・魚津で敗戦を迎える。47年、東工大卒業。技術者として職場を転々とする。51年、東洋インキ製造に入社。青戸工場に勤務。54年、東洋インキ労働組合連合会会長として関わった労働争議が敗北に了る。55年、職を辞する。56年、長井・江崎特許事務に職を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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