内容説明
あなたは知らない。日韓球界の深いつながりを。「韓国プロ野球の伝え手」として活躍する著者が、現場取材にこだわって韓国紙に書き綴った、約500本のコラムから97本を厳選!
目次
韓国に渡った日本の野球人
日本にやってきた韓国人たち
国際大会 対決の裏側
日韓それぞれの球界事情
プレー 戦術の背景
韓国リーグの男たち
つながる。日本と韓国
著者等紹介
室井昌也[ムロイマサヤ]
1972年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。有限会社ストライク・ゾーン取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかやん
16
本書は日本人である著者が韓国のスポーツ紙で連載する日韓の野球についてのコラムをまとめたもの。日韓にまたがる選手や指導者について、国際大会含めた球界事情について取り上げる。一番驚いたのは、韓国の二軍には警察チームと軍隊チームが参加していること。プロアマ問わず兵役を控える選手でそこでの入団テストに合格すると兵役中も野球ができる仕組みらしい。日韓の往来がタイロンウッズやバンデンハークといったアジア人以外の選手中心なのがアジア野球の発展を遅らせている気がしてならない。著者のネットコラムを拝読するのが習慣化する予感2017/04/07
yyrn
3
やっぱり、野球は「プレイ」なのだと思う。だから老若男女問わず多くの人たちを惹きつけるし、第一線での活躍の場を奪われてもなお続けたいと思う選手がこんなにも多いのだろう。活躍の場を韓国や台湾に求める日本人選手の話から始まり、韓国野球の状況について色々教えてくれる本。日本人記者が韓国紙にコラムを持って長年執筆している点が異色で、日本人選手の活躍も韓国人に伝えるという視点からのレポートとなっている点が普通の記事とはちがって面白い。ただ、ショートコラム集のせいか核心を突くというモノではなく心情を追うものが多い。2017/04/11