内容説明
私=泰三と姉の菊子、弟の信正、妹の高子、父親違いの四兄弟と、母・民江と夫・曳地、祖父らの葛藤を軸に、兄弟姉妹の戦中・戦後の生き様を描く!
著者等紹介
福島次郎[フクシマジロウ]
1930年、熊本市生まれ。1953年、東洋大学国文科卒業後、八代工業高校に赴任、その後、国語教師として熊本県内の公立高校に勤務。1957年、「阿武隈の霜」で第八回九州文学賞受賞。1961年、『現車』(日本談義社)で第三回熊日文学賞受賞。1987年、教職を退く。以後、執筆活動に専念。1996年、「バスタオル」を『詩と眞實』二月号に発表、『文學界』六月号に転載。第一一五回芥川賞候補になる。同作品で第二五回詩と眞實賞受賞。1998年、「蝶のかたみ」を『文學界』一一月号に発表。第一二〇回芥川賞候補になる。2006年2月22日、死去。享年76(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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