内容説明
イギリス北部の毛織物工場で工員の死体が発見された。被害者は若いイタリア人女性。ラッデン警察ではサグデン警部の指揮下クレイブン部長刑事トードフ刑事らが全力を挙げて捜査に乗り出した!
著者等紹介
ハイランド,スタンリー[ハイランド,スタンリー] [Hyland,Stanley]
1914‐1997。本名ヘンリー・スタンリー・ハイランド。英国、ヨークシャー、シップリー生まれ。ブラッドフォード・グラマースクールからロンドン大学のバークベック・カレッジに進学。第二次大戦中は海軍につとめ、暗号通信に従事する。戦後は下院の図書館で研究職司書として働き、国会と政治に関する知識を得る。その後BBCに入局、報道部員からトルコ局長となる。BBCを退職後ハイビジョンという会社を設立。個人や企業からの依頼で、人が自信を持ってテレビで話が出来るように訓練する仕事を請け負う
松下祥子[マツシタサチコ]
上智大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
23
サグデン警部とトードフ刑事の関係は間違えたら赤川次郎さんの大貫警部シリーズみたい。スパイ物?と思わせて意外な結末2017/01/10
海さん
2
自分より古い作品とは。警察関係の方々の描写に始終ニヤニヤしていた。犯人は?理由は?最後まで犯人が判らない。むしろ全員怪しい。結局犯人は彼だったんだよね…?2017/02/17
チェス
1
途中、飽きがきたけど、ラスト面白かったです2023/11/11
カーゾン
1
M:ビブリオ・ミステリになるのかなぁ? 途中アカだ、ソ連だとかエピソード入ってくるけど容疑者増やすだけで本筋とは結局関係ない? 「国会議事堂の死体」はそれなりに骨格がしっかりしていたとは思うが。最後で容疑者が変わったことは分かったけど、理由はその1つだけとはあっさりしすぎ。2022/07/02
ocean
1
イギリスの作家スタンリー・ハイランド、1965年発表の小説。イングランド北部ヨークシャーを舞台にしたミステリー。邦訳版は2016年発行。毛織物工場でイタリア人女工が殺される、という事件を描いた警察小説。周囲の男たちを手玉に取っていたらしい美少女は情痴のもつれから殺されたか、と思われましたが、米軍も絡み、やがては情報部が乗り出す事態に、更にはビブリオ・ミステリとしての展開に・・・。 ユーモラスで皮肉のこもった人物描写が少々読みづらい所はありますが、後半二転三転するストーリーがとても面白いです。2016/12/05